■放物線・懸垂線・楕円曲線(その21)

【1】ワイエルシュトラスのペー関数

 格子点L={m+nτ|(m,n)は整数,(0,0)は除く}に対して,ωを格子点L上の点とすると,無限和

  p(z)=1/z^2+Σ{1/(z−m−nτ)^2−1/(m+nτ)^2}

  p(z)=1/z^2+Σ{1/(z−ω)^2−1/ω^2}

をワイエルシュトラスのペー関数と呼ぶ.

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 ωを格子点L上の点とすると

  Σ1/ω^k

はk≧3のとき,絶対収束することから,ワイエルシュトラスのペー関数は収束することが示される.

  p’(z+ω)=p’(z)=−2Σ1/(z−ω)^2

  p(z+ω)=p(z)

より,ワイエルシュトラスのペー関数は基本周期1,τの楕円関数である.

 このとき

  p’(z)^2=4p(z)^4+g2(τ)p(z)+g3(τ)

  g2(τ)=60Σ1/ω^4,g3(τ)=240Σ1/ω^6

が成り立つ.

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