■素数の逆数和(その13)

 任意に与えられたT>1に対して,σをσ<1+exp(−2T)にとれば,

  Σ(1/p^σ)>1/2・log1/(σ−1)  (0<σ≦2)

より,Σ(1/p^σ)>T

 σを固定しておけば十分大きなすべてのNに対して

  Σ(1/p^σ)>3T/4

 pnまでとpn+1からに分けると

  Σ(1/p^σ)<−1/2・Σ(1/p^σ)+Σ(1/p^σ)

  Σ(1/p^σ)<Σ(1/n^σ)<N^(1-σ)/(σ−1)

N^(1-σ)/(σ−1)<T/4となるように,たとえば,

 logN>1/(σ−1)・log1/4(σ−1)ととる.

このとき

<  Σ(1/p^σ)>−3T/8+T/4=−T/8

 Tは任意の整数であったから,どんなに大きいt1>t,T>1を与えても,1/|ζ(s)|>Tとなるようなt>t1と1<σ≦2が存在する.

  limsup1/|ζ(1+it)|=∞

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