■DE群多面体の面数公式(その525)

 Dnの基本単体は,αn-1の基本単体に

  {n(1−2/n)^2}^1/2/√2=(n−2)/√(2n)

をつけたものとして一般化することができるとしたが,これはρ体のみである.

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 hγ5のファセットは1辺の長さ2のα4とβ4.a5,b5は121とファセットの中心との距離とすると,

[1]αn:aj=(2/j(j+1))^1/2

[2]βn:aj=(2/j(j+1))^1/2,an=(2/n)^1/2

 R^2=1+1/3+1/6+1/10+a5^2=5/2

=1+1/3+1/6+2/4+b5^2

 1+1/3+1/6=(6+2+1)/60=3/2

 R^2=3/2+2/4+b5^2=3/2+1/10+a5^2=5/2

 a5^2=(25−15−1)/10=9/10

 b5^2=(25−15−5)/10=1/2

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[雑感]ρ体,すなわち,αn-1の基本単体から中心までの距離でよいということであれば,E群の場合も簡単になるが,それは誤りである.

 DE群のtrifurcation,すなわち,DE群は2種類の基本単体ρσからなり,境界面上に参照点が来ると考えるべきである.

[1]この計算はhγnの中心からαファセットの中心までの距離を求めようとしたものであるが,

  aj=(2/j(j+1))^1/2

  an-1=(2/n(n−1))^1/2

  an=(n−2)/√(2n)

は単体面αn-1までの距離を表す.

[2]一方,1次元低いhγn-1面までの距離は1/√2.したがって,基本単体は

  aj=(2/j(j+1))^1/2

  an-1=(n−3)/√2(n−1)

  an=1/√2

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