■DE群多面体の面数公式(その379)

 hγnの基本単体はhγn-1部分とαn-1部分に分解される.その場合も直角錘のtrisectionになると思われる.しかし,(その350)〜(その362)の計算はどう考えてもおかしい.

 αn-1分の直角錐は

  aj=(2/j(j+1))^1/2,an=(2/n(n+1))^1/2

で与えられることと,hγn-1分とαn-1分に2分あるいは3分されるのはよいとして,その一方でhγn-1分は直角錐にならないのではないだろうか?という疑義がつきまとう.

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 hγ4の場合を考えてみたい.

 (0,0,0,0)

 (2,0,0,0)

 (1,1,0,0)

 (1,1,1,0)

 (1,1,1,1)

 hγ4とβ4の境界点は

 (2,0,0,0)

 (1,1,1,1)

の中点であるから(3/2,1/2,1/2,1/2)

β4の頂点は

 (0,0,0,0)

 (2,0,0,0)

 (1,1,0,0)

 (1,1,1,0)

 (3/2,1/2,1/2,1/2)

辺の長さは2,√2,√3,√3,√2,√3,1,1,1,1

hγ4の頂点は

 (0,0,0,0)

 (1,1,1,1)

 (1,1,0,0)

 (1,1,1,0)

 (3/2,1/2,1/2,1/2)

辺の長さは2,√2,√3,√3,√2,1,1,1,1,1

これがβ42個分になっているはずであるが,どのようになっているのか?

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