■DE群多面体の面数公式(その285)

 (その276)を再考したい.

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[1]3次元の場合

 γ3の1辺の長さを1とする.

 β3は1辺の長さ√2のものの1/2であるから

  V=2^3/2・2^3/2/6÷2=2/3

 hγ3=α3は1辺の長さ√2のものであるから

  V=2^3/2・2/2^3/2・3!=1/3

 検証してみると,

 hγ3は1辺の長さ√2のα24個からなる.

  hγ3の中心からそれぞれへの距離は1/2√3

  1辺の長さ√2のα2の体積は,

  V=2^2/2・√3/2^2/2・2!=√3/2

  V=√3/2・1/2√3・1/3・4=1/3 (一致)

[2]4次元の場合

 γ4の1辺の長さを1とする.

 β4は1辺の長さ√2のものの1/2であるから

  V=2^2・2^2/24÷2=1/3

 hγ4=β4は1辺の長さ√2のものであるから

  V=2^2・2^2/24=2/3

 検証してみると,

 hγ4は1辺の長さ√2のα38個,hγ3=α38個からなる.

  hγ4の中心からそれぞれへの距離は1/4,1/2

  1辺の長さ√2のα3の体積は,

  V=2^3/2・√4/2^3/2・3!=1/3

  V=1/3・1/4・1/4・8=1/6

  hγ3=α38個の体積は

  V=1/3・1/2・1/4・8=1/3 (一致せず)

 そもそも

  hγ4の中心からそれぞれへの距離は1/4,1/2

ここで,距離が等しくならないのがおかしい.

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