■双子素数予想の解決?(その19)

 素数は無数に存在する.ユークリッドはその証明に背理法を用いた.

 すなわち,素数は有限個しか存在しないと仮定し,矛盾を導き出すのである.

[1]最大の素数をpとする.

[2]N=2・3・5・・・p+1を考える.

[3]その素因数は2,3,5,,・・・pではあり得ない.

[4]pは最大の素数ではない(矛盾).

 N=2・3・5・・・p+1の代わりに,N=2・3・5・・・p−1を用いても,素数は無数に存在することを証明することができる.したがって,

[1]N=2・3・5・・・p+1型素数は無数にある.

[2]N=2・3・5・・・p−1型素数は無数にある.

 しかし,これらが同時に素数になること,すなわち,双子素数が無数にあるかどうかはわからないのである.

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