■双子素数予想の解決?(その18)

 (p,p+2)がともに素数のとき双子素数という.双子素数予想とは差が2の素数の組が無数に存在するという予想である

[1]2013年5月

 2013年の5月にニューハンプシャー大学の.数学者チャン・イータン(張益唐)が,差が7千万以下の異なる素数の組が無限個存在するという証明をして,数学者たちを驚かせた.実際この結果は名もない数学者による歴史的偉業として朝日新聞やNew York Timesで報じられた.

 N=「7千万」をN=「2」に変更できれば双子素数予想の解決になるというわけであるが,画期的な報告はいってもまだまだ遠い・・・.とはいえ,ある一定の数だけ離れた素数のペアが存在するという報告はこれが初めてであった.

[2]2013年5月〜7月

 チャンの上限値を減少させるという目標が一旦できあがると,5月末には差が59470640以下の素数の組は無数の存在する(モリソン)の主張に続き,5月末までにこの上限値は42342946まで減少した.6月上旬になると早くも上限値は387620まで減少した.6月末になると上限値は12006まで減少する.7月末には差が4680以下の素数の組は無数に存在することが証明された.

[3]2013年11月

 同年,メイナードは「7千万」を「600」まで下げた.

[3]2014年4月

 さらにメイナードは「270」→「246」まで下げた.2014年,差が246以下の素数の組は無数に存在することが証明されている.それ以降は進展が止まっているが,エリオット・ハルバーシュタム予想が正しければ12までで下げられるという.また,一般エリオット・ハルバーシュタム予想が成り立てば,差が6以下の素数の組は無数に存在することが同じ方法で証明できることがわかっている.

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