■学会にて(京大数理解析研,その33)

 ヒマワリの花は中央部分も周辺部分も小さな花の集合である.黄金比葉序にしたがって次々に茎からでた枝が上に曲がって先端に花がつき,それらが平面状に並んでできた形である.

 結局,対数らせんであろうがアルキメデスらせんであろうが,はたまたフェルマーらせんであろうがなかろうが,らせんを描いて137.5°(2.4ラジアン)廻ったところに点を打つという作業を続けて,これらの点を繋げばヒマワリのようならせんができるということである.

 その際,らせんの廻る方向によって2種類のらせんが,それぞれ隣接するフィボナッチ数,たとえば5本と8本できるのである.

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