■テトラドロンのもうひとつの二等分(その26)

 この4次元版について考えてみたい.

P0(0,0,0,0)

P1(1,0,0,0)

P2(1,1,0,0)

P3(1,1,1,0)

P4(1,1,1,1)

P0,P4は両方に属する.4次元ではP2も両方に属する.2点Pm,Pbをとれば

P0(0,0,0,0)

P1(1,0,0,0)

Pm(1,1/2,0,0)

P2(1,1,0,0)

P4(1,1,1,1)

辺の長さは1,√5/4,√2,2,1/2,1,√3,1/2,√9/4,√2

P0(0,0,0,0)

P2(1,1,0,0)

Pn(1,1,1/2,0)

P3(1,1,1,0)

P4(1,1,1,1)

辺の長さは√2,√9/4,√3,2,1/2,1,√2,1/2,√5/4,1

となって合同になるが,これではどちらにも含まれない図形ができてしまう.

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[まとめ]奇数次元では二等分できるが,偶数次元ではそれができないのである.

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