■葉序らせん(その149)

 葉序はz軸方向に並んだものであるのに対して,花序はxy平面上に並んだものと考えることができる.すなわち,ヒマワリの花序と葉序は同じ現象ではあるが,異なる側面をみていることになる.

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 フィボナッチ数はヒマワリの花芯にみられる螺旋状の配列にも出現する.時計回りと反時計回りの2方向の螺旋(対数らせん・等角らせん)を数えると,連続したフィボナッチ数になるのである.通常,ヒマワリの花芯では21本と34本かあるいは34本と55本になる.多数の対数らせんが絡み合って魅惑的なパターンの花芯となるのである.

 対数らせんは最も稠密にできる配置であるし,ヒマワリの花芯で種子が新しく生じると前からあった種子は中心から外側に押し出されるが,種子同士がしっかり結合すれば花芯自体も強くなる.

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 また,植物では成長するにつれて葉に当たる日光の量が最大になるように,葉を茎にうまく配置する必要がある.上下の葉がぴったり重なっていたら,下の葉には日光が全く当たらなくなってしまうからである.

 最善の配置をもたらす角度は

  360×1/(1+φ)=137.5°

  360×φ/(1+φ)=222.5°

である.137.5°という角度は「黄金角」と呼ばれている.

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