■サマーヴィルの等面四面体(その291)

 多面体における面角の総和をΣαで表すことにすると,

  Σα=2πV−4π

 いかなる多面体においても,辺数が6より小さい面がひとつは存在しなければならないことを証明せよ.

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(証)n本の辺をもつ面角の平均は,n≧6ならば

  (n−2)π/n=(1−2/n)π≧2π/3

もしすべての面が6本以上の辺をもつならば,すべての面閣の平均は≧2π/3・・・(その290)に矛盾する.

(別証)12=6F−2E+6V−4E≦6F−2E=Σ(6−n)Fn

  12≦3F3+2F4+F5

  D3,F4,F5の少なくともひとつは正でなければならない.

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