■ファウルハーバーの定理(その6)

[Q1]SsはS1で割り切れることを示せ.

  Ss(x+1)−Ss(x)=(x+1)^s

  Ss(0)=0→Ss(−1)=0

したがって,Ssはx(x+1)で割り切れる.

[Q2]sが偶数の場合,SsはS2で割り切れることを示せ.

  S2n(x)=B2n+1(x+1)/(2n+1)

  S2n(−1/2)=B2n+1(1/2)/(2n+1)

  B2n+1(1/2)=0→S2n(−1/2)=0

したがって,S2nは2x+1で割り切れる.[Q1]と併せて,

  S2nはx(x+1)(2x+1)で割り切れる.

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