■ジョンソン立体J63の4次元版について

 正20面体から平たい五角錘を3つ切り取って得られる正三角形5枚,正五角形3枚からなる多面体がジョンソン立体J63である.同様に,4次元600胞体から正20面体を底とし,20個の正四面体が1頂点に集まった「正二十面錐」を24個切り取ることができる.

 ところで,3次元の正八面体の各辺をτ:1に黄金分割した12点をとると正20面体ができますが,この操作を正24胞体の各胞をなす正八面体全部に施すと24個の正20面体と120個の正四面体に囲まれた図形(捩れ(3,4,3))ができる.

 捩れ(3,4,3)に「正二十面錐」を重ねるとちょうど正600胞体(V=120,E=720,F=1200,C=600)になるというわけである.この正600胞体の頂点の座標は

  (±1,±1,±1,±1),(±2,0,0,0),(0,±2,0,0),(0,0,±2,0),(0,0,0,±2)の置換と(±τ,±1,±1/τ,0)の偶置換で与えられる.

 (±τ,±1,±1/τ,0)は正24胞体の頂点(±τ,±τ,0,0)を置換したものであるから,正600胞体の120個の頂点は24個ずつ5組の正24胞体に分割される(複合正多面体).

===================================