■デルタ充填とジョンソン・ザルガラー充填(その7)

 (その6)では正二十面体のすべての切頂面に正八面体を8個連結して,正三角形面のみによるスポンジ型多面体を作った.それは各頂点まわりに正二十面体1と正八面体2を集めて得られるものであった.

 ところで,正二十面体の正八面体によるスポンジ型多面体にはもう1種類ある.正二十面体に正八面体を4個連結して,各頂点まわりに正二十面体1と正八面体1を集めて得られるものである.

 これは中川宏さんが(その3)で検討したものであるが,今回のコラムでは,正八面体と正二十面体を集めたこの3角形面のみによるスポンジ型無限多面体の木工模型を中川宏さんに作ってもらった.

 いずれも正スポンジが変化したスポンジ型多面体であるが,(その6)で検討した多面体に較べ,この場合は正四面体を単位とするダイヤモンド構造になり,隙間はかなり大きくなる.

 N91・立方体・正十二面体の3種類の立体による空間充填の双対に相当するのは,(その6)で検討した空間充填であると考えられる所以である.

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