■1729(その15)

 (その11)(その12)の問題は,「フェルマー商

  (2^p-1−1)/p

が平方数となるのは,p=3かp=7のときに限る」に酷似している.

 ところで,

  (2^p-1−1)/p^2

が整数,すなわち,2^p-1−1がp^2で割りきれる素数pはヴィーフェリッヒ素数と呼ばれる.

  2^1092−1は1093^2で割り切れる.

  2^3510−1は3511^2で割り切れる.

 ヴィーフェリッヒの定理(1909年)とは,フェルマー方程式

  x^p+y^p=z^p

が成り立つとしたら,2^p-1−1はp^2で割り切れるというものである.

 これにより,フェルマーの定理は驚くほど簡単になることから,大評判になったという.

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[Q] (2^p-1−1)/p^3が整数となる素数pはあるだろうか?

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