■641(その13)

 指数が素数のとき,対応するメルセンヌ数2^p−1は素数にも合成数にもなり得る,

 指数が素数のとき,対応するメルセンヌ数2^p−1は素数にも合成数にもなり得る,それでは,

[Q]pをメルセンヌ素数とするとき,2^p−1はメルセンヌ素数であるか?

 カタランは,pがもしもメルセンヌ素数ならば2^p−1も素数になると考えた.p=2^3−1,2^7−1,2^31−1,2^127−1ではそれは正しかった.

 しかし,2^13−1=8191→2^8191−1は合成数であった.

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[A]8191=2^13−1はメルセンヌ素数である.しかし,2^8191−1は素数ではない.これはメルセンヌ素数を指数にもつメルセンヌ素数かという古くからの予想に対する反例となっている.

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