■連分数の測度論(その23)

【1】レヴィの定数

 実数xのn項までの連分数展開pn/qnとする.ほとんどすべての実数に対して,

  (qn)^1/n→exp(π^2/12log2)=3.27582292・・

  (qn)→exp(nπ^2/12log2)

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 (その21)において,各項がαに収束するとしたら,

  (qn)→αFn+1→α/√5・φ^n+1=α(5+√5)/10・φ^n=β(5+√5)/10

 これが,exp(nπ^2/12log2)と等しくなるとしたら

  nπ^2/12log2=nlogφ+logα(5+√5)/10

   π^2/12log2=logφ

   5/6log2=logφ

   6log2・logφ=5

でなければならないが,

   6log2・logφ=2.0013

とかけ離れた値になっている.要再考

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