■641(その9)

 フェルマー数2^(2^n)+1が合成数であれば,約数はk・2^n+1の形であるという定理があり,F(5)=2^(2^5)+1の場合,

  k・2^5+1,k=20

  20・2^5+1=641

として発見に繋がった.

 実際はk・2^n+1+1の形であるから,F(5)の因数は64k+1の形になり,k=1から10の試行除算で,因数が見つかることになる.

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  {F(m)}^1/2≧q=k・2^m+1+1

  {F(m)}^1/2〜2^(2^m-1)

  k<2^m−m−2

となって,この方法はまったく実用的ではないが,運が良ければ,因数が得られるのである.

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