■パスカルの定理の仲間達(その8)

[1]空間の9点で,2次曲面が決まる.

[2]非退化な2次曲面は5つある.

[3]与えられた7つの点を通る2次曲面は,みな8番目のある同じ点を通る.与えられた7つの点が同じ空間3次曲線に属していれば,この7点を通り2次曲面はこの3次曲線を完全に含む.だから8番目の点はこの3次曲線上にある.

[4]与えられた9つの2次曲面に接する2次曲面の数は666841088.

[5]3次曲面は3,7,15あるいは27本の直線しか含みえない.

[6]3次曲面上の点で,27本の直線のうちの3つがその点を通るものをエッカルト点と呼ぶ.エッカルト点は個数は1,2,3,6,9,18(最大個数18)である.最大の場合は,6本の直線で,同時に9本の母線と交わるものが存在する.

[7]3次曲面のの3重接平面の最大数は45である.これは3次曲面に27,15,7,3本の直線があることからいえる.それに対応して3重接平面が最大45個存在する.

[8]4次曲線の2重接線の最大本数は28である.これは3次曲面に27本の直線があることからいえる.3次曲面をその上の点Pである平面に射影すると,4次曲線に沿う分岐が得られる.27本の直線の像とpを通るこの曲面の接平面の跡とが,2重接線となる.だから,3次曲面が3,7,15,27本の直線しかもちえないことから,4次曲線は4,8,16,28本の2重接線しかもちえないといえるのである.

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