■基本単体の二面角(その53)

 hγ2=α1,hγ3=α3,hγ4=β4はよく知られている.

 Dnの対称性は半立方体(hemicube)と関係しているが,それに対して,Enの対称性は正単体と正軸体と関係している.

  D3=A3

  E5=D5,E4=A4,E3=A2×A1

===================================

【1】平面の合同変換

 平面の合同変換は3回以内の鏡映の合成として表すことができる.

[1]鏡映1回→鏡映(不動点は鏡映軸)

[2]鏡映2回→平行移動(不動点はなし)

[3]鏡映2回→回転(不動点は回転中心)

[4]鏡映3回→すべり鏡映(不動点はなし)

 こうして,辺の途中に他の多角形の頂点がきたりするが,畳の敷き方では(1点に4枚の畳が集まるよりも)その方が安定である.

===================================

【2】空間の合同変換

 空間の合同変換は4回以内の鏡映の合成として表すことができる.

[1]鏡映1回→鏡映(不動点は鏡映面)

[2]鏡映2回→平行移動(不動点はなし)

[3]鏡映2回→回転(不動点は回転軸)

[4]鏡映3回→すべり鏡映(不動点はなし)

[5]鏡映3回→回転鏡映(不動点は中心点)

[6]鏡映4回→らせん運動(不動点はなし)

===================================