■わが闘争・2015(その12)

 (335}(1100)は正600胞体を頂点と稜の中点の間を通るように切頂してできる準正多胞体であって,各頂点の周りには

  (35}(100)・・・正20面体1個

  (33}(110)・・・切頂四面体5個

が一定の状態で集まることになる.

 正単体系(11・・・11)では,頂点図形がn−1次元正単体になる.したがって,頂点に集まるk次元面数は

  (n,k)

となる.

 また,正単体切頂切稜型のペトリー多面体(10・・・01)の頂点に集まるk次元面は

  (n−1,k)2^k

で計算できる.

 4次元に限らず,一般のn次元において,面数計算を簡単に行えるのが「ワイソフ算術」である.

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[1](11・・・11)では,頂点図形がn−1次元正単体になる.

[2](10・・・01)では,頂点図形がn−1次元正軸体になる.

 辺周りが一様となるためには,頂点図形が一様(正多面体,準正多面体,角柱,反角柱)になればよい.辺は頂点図形では点となるからである.

 面周りが一様となるためには,頂点図形の頂点図形が一様(正多面体,準正多面体,角柱,反角柱)になればよい.面は頂点図形では辺となるが,その周りが一様となるために,その頂点図形が一様多面体にならなければならないからである.

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