■ウィア・フェラン泡(その3)

 水和物の世界では,単独の空間充填多面体としてケルビンの14面体(4^66^8)やウィリアムズの14面体(4^25^86^4),2種類以上の多面体(曲面)の組合せによる空間充填としてはウィアの12面体・14面体の組合せ以外にも12面体(5^12)と16面体(5^126^4)の2種類の組合せ,12面体(5^12),12面体(4^35^66^3),20面体(5^126^8)の3種類の組合せなどが知られている.

 ともあれウィアの極小曲面が最も境界面積が小さな形になっているかという問題はまだ解決されていません.「同じ体積の泡が集まっているときに,境界面積が最小となる泡の形は何か?」は,泡の種類を増やせば面積をもっと減らすチャンスがあるのです.それで科学者たちは現在もより効率の良い空間分割法を探索し続けているのです.

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【2】ねじれ重角錐台の計量

 上面と下面の六角形は,長軸方向が90°捻れていて

  長辺=6.2996,短辺=4.13716

  内角は116.565°が4箇所,126.87°が2箇所

 左右対称な五角形は

  底辺=6.2996,他の4辺=4.81147

  頂角121.588°,底角102.604°,その間の角106.601°

 もう一つの左右対称な五角形は

  底辺=2.77218,他の2辺=4.81141,残りの2辺4.13716

  頂角101.357°,底角112.208°,その間の角107.024°

 二面角は割愛する.

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