■n次元平行多面体数(その110)

 {3・・3}(11・・11}のk次元面公式を明示的に得るのは難しそうであるが,局所k次元面公式はわかっていて,

  (n,n−k)=(n,k)

となる.

 なお,{3・・3}(10・・01}の局所公式は置換多面体とは異なるが,

 {3・・3}(10・・00}={3・・3}(00・・01}

 {3・・3}(110・・00}={3・・3}(00・・011}

 {3・・3}(0110・・00}={3・・3}(00・・0110}

 {3・・3}(00110・・00}={3・・3}(00・・01100}

 {3・・3}(111・・00}={3・・3}(00・・111}

 {3・・3}(0111・・00}={3・・3}(00・・1110}

 {3・・3}(00111・・00}={3・・3}(00・・11100}

の局所k次元面公式も,

  (n,n−k)

となる.

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 (11・・・11)では,頂点図形がn−1次元正単体になる.したがって,頂点に集まるk次元面数は

  (n,k)

となったが,また,正単体切頂切稜型のペトリー多面体(10・・・01)の頂点に集まるk次元面は

  (n−1,k)2^k

で計算できる.

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