■素数定理とエラトステネスのふるい(その24)

 前から読んでも後ろから読んでも同じ数を回文というが,その中で素数となるものが回文素数である.11,101などは回文素数である.

 1000以下の回文素数は,

  2,3,5,7,11,101,131,151,181,191,313,353,373,383,727,757,787,797,919,929

と続く.

 1000から2000の間に回文素数は存在しない.なぜなら,奇数番目の桁の数の和と偶数番目の桁の数の和との差が11の倍数のとき,そのときに限り11の倍数である.したがって,桁数が2の倍数のとき,回文数は11で割り切れる.

 11は偶数桁からなる唯一の回文素数というわけである.

===================================