■正規数

 数xはbを底として正規であるとは,xのb進数表記においてk個並んだどの連もその出現頻度が1/b^kであるものをいう.

 たとえば,2進数

  10110010100011011100

の中に

[1]長さ1の連

  0  10個

  1  10個

[2]長さ2の連

  00  4個

  01  5個

  10  6個

  11  4個

[3]長さ3の連

  000  1個

  001  2個

  010  2個

  011  2個

  100  3個

  101  3個

  110  3個

  111  1個

であるが,正規数では同じ長さの連が出現する割合は同じ値に近づいていく.

 このような数は無理数であるがいまのところ人為的に作られた数しか知られていない.たとえば数を順に並べて書いた数(チャンパーナウン数)

  0.123456789101112・・・

この数は10を底として正規である.

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