■ガウスの問題とデーンの定理(その12)

 デーンの補題とは,分解合同な2つの多面体のそれぞれの二面角をγi,δiとするとき,自然数mi,niと整数kが存在して

  Σmγ=Σnδ+kπ

が成り立つというものである.

 modπでは,整数kが消え

  Σmγ=Σnδ  (modπ)

となる.

 m,nは自然数であるから

  2α3+2β3=2π

  3β4=2π

  α8+2β8=2π

などは,正単体と正軸体が分解合同でないことを示すひとつの証拠となる.

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