■n=△+△+△(その4)

 n=△+△+△

はと,任意の自然数は高々3個の三角数の和として表すことができるという定理である.

(証明)4^k(8n+7)でない奇数は3平方和で表せますから,任意の自然数nに対して8n+3=x^2+y^2+z^2と書けます.このとき,x=2p+1,y=2q+1,z=2r+1とおくと

  n=p(p+1)/2+q(q+1)/2+r(r+1)/2

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 しかしながら,異なる三角数の和として表すことができない数がある.その最大数は33である.いいかえれば,

  33≠Σek(k,2),ek=0または1

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(おまけ)

 任意の自然数は4つの平方数の和の形に表せますが,

  7,15,23,31,39,47,・・・,8n+7

は3つの平方数の和としては表せない.

 平方数を8で割ると,0,1,4余る.

(証明)

 2で割りきれるが4では割りきれない偶数の平方→8で割ると余りは4

 4で割りきれる偶数の平方→8で割ると余りは0

したがって,

 偶数の平方→8で割ると余りは4か0

 奇数(2n+1)の平方=4n(n+1)+1→8で割ると余りは1

したがって,

 3つの平方数の和→8で割ると余りは4か0か3

 以上のことより

  7,15,23,31,39,47,・・・,8n+7

は3つの平方数の和としては表せない.

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