■パドヴァン数列とプラスチック比(その3)

 パドヴァン数列

  Pn=Pn-2+Pn-3   (P0=P1=P2=1)

のもう一つの定義が

  Pn=Pn-1+Pn-5

である.

 また,パドヴァン数列では正三角形をらせん状に並べる.最初の3つの正三角形は1辺の長さを1,次の2つは1辺の長さが2で,そのあとは3,4,5,7,9,12,16,21,・・・.このようにしてもおおよそ対数らせんを描く.

 対数らせんもう一つの構成法が,空間に対数らせんを描くというものである.1辺の長さ1の立方体から始め,もう一つ同じ立方体をつけると1×1×2の直方体となる.その1×2の面に対して,1×1×2の直方体をつけると1×2×2の直方体ができる.次に2×2の面に対して,2×2×2の直方体をつけると2×2×3の直方体ができる.さらに2×3の面に対して,2×2×3の直方体をつけると2×3×4の直方体ができる.

 同じようにして直方体をつけていくと,おおよそ対数らせんを描くのである.

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