■完全数と親和数の公式(その20)

 図形数についてのよくある問題は,たとえばそれが平方数になるかどうかを問うものである.

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[1]四角錐数n(n+1)(2n+1)/6が平方数になるのは,n=1とn=24のときだけであることはよく知られている.

  1^2+2^2+・・・+24^2=24・25・49/6=4900=70^2

[2]四面体数n(n+1)(n+2)/6が平方数になるのは,n=1とn=2のとき,

  1+3=2^2

のほかに,n=48のとき,

  48・49・50/6=19600=140^2

がある.

[3]四面体数n(n+1)(n+2)/6が三角数になるのは,n=3,8,20,34のとき,

  T3=10=4・5/2

  T8=120=15・16/2

  T20=1540=55・56/2

  T34=7140=119・120/2

[4]高次元の四面体数が平方数にいなるのは,7次元四面体数

 n(n+1)(n+2)(n+3)(n+4)(n+5)(n+6)/5040において,n=3の場合がある.

  T3^(7)=36  (n=3のとき,36=6^2)

[5]高次元の四面体数が三角数になるのは,いくつかの例がある

 T3^(4)=15,・・・,T9^(9)=24310,・・・

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