■置換多面体の空間充填性(その483)

 辺周りはよかったが,面周りとなると,「正方形周りが何個,6角形周りが何個」といったように形状を区別して数えなければならなくなる.その場合はどうしたらいいのだろうか?

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 構成要素の2次元面数をhjで表すことにする.

 もし,面周りの一様性が成り立ち,大域幾何的にk次元面数が

  fk=fk1+fk2+・・・+fkm

と形状を区別して数えられるならば,

  fk=(gk1/hk1+gk2/hk2+・・・+gkm/hkm)・f2

  fki=gki/hki・f2

と表されるので,局所的なk次元面数(面周り)は

  gk=gk1+gk2+・・・+gkm

となるはずである.

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 その逆も同様.すなわち,局所幾何的にk次元面数が

  gk=gk1+gk2+・・・+gkm

と形状を区別して数えられるならば,

  gki=hki・fki/f2

  gk=(hk1・fki+hk2・fk2+・・・+hkm・fkm)/f2

と表されるので,局所的なk次元面数は

  fk=fk1+fk2+・・・+fkm

となるはずである.

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