■置換多面体の空間充填性(その402)

  {3,4,3}(1,0,0,0): 4 (NG:正解は8)

  {3,4,3}(0,0,0,1): 4 (NG:正解は8)

  {3,4,3}(1,0,0,1): 6 (NG:正解は8)

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【1】ワイソフ算術の援用

 F4の置換則をまとめておきたい.

[1]の置換則

  (11)→(11)

  (101)→(121)

  (1001)→(1441)

(1001)→(1441)だけが正単体系,正軸体系と異なっている.

[2]の置換則

  (1)→(1)

  (01)→(21)

  (001→(331)

  (0001)→(6,12,8,1)

[3]の置換則

  (1)→(1)

  (10)→(12)

  (100)→(133)

  (1000)→(1,8,12,6)

[2][3]は同じで,すなわち,線分,正方形,正八面体の面数になる.

  (1000)→(1,8,12,6)

だけが正単体系,正軸体系と異なっている.

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[1]{3,4,3}(1000)

 6面からなる図形で,頂点次数は8であるからその頂点数は8である.これは立方体と思われ,その辺数は12である.

  {4,3}(000)0個→(1000)1個

  {3}(00)×{}(1)0個→(1000)8個

  {}(0)×{3}(10)0個→(1000)12個

  {3,4}(100)6個→(1000)6個

0,8

0,0,12

0,0,0,6

  m2=Σsjsj+1+sr+sr・(sr+1+1)

とすれは,つじつまは合っている.

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[2]{3,4,3}(1001)

 10面からなる図形で,頂点次数は8であるからその頂点数は8である.これはねじれ四角柱と思われ,その辺数は16である.

  {4,3}(001)1個→(1441)1個

  {3}(01)×{}(1)4個→(1210)4個

  {}(1)×{3}(10)4個→(1100)4個

  {3,4}(100)1個→(1000)1個

4,4

4,8,4

1,4,4,1

  m2=Σsjsj+1+sr+sr+1

とすれは,つじつまは合っている.

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