■置換多面体の空間充填性(その365)

 正軸体切頂型空間充填多面体では,

n−1次元面:(tp+1,1)個(頂点数a)

n−2次元面:(tp+1,2)個(頂点数a)

n−3次元面:(tp+1,3)個(頂点数a)

n−4次元面:(tp+1,4)個(頂点数a)

n−1次元面:(3/2)^0(tp+1,0)2^tp+1(頂点数b)

n−2次元面:(3/2)(tp+1,1)2^tp+1(頂点数b)

n−3次元面:(3/2)^2(tp+1,2)2^tp+1(頂点数b)

n−4次元面:(3/2)^3(tp+1,3)2^tp+1(頂点数b)

となることは分割行列でクロス集計してみると確かめられるが,それよりも正軸体系と正単体系を比較する方が先決であろう.

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[1](100)

  {4}(00)×()0個→局所は(1,0,0),1個と数えることにする

  {}(0)×{}(1)0個→局所は(1,0,0),4個と数えることにする

  ()×{3}(10)4個→局所は(1,0,0)

0,4

0,0,4→{4,4}  (OK)

正単体系では

  {3}(00)×()0個→局所は(1,0,0),1個と数えることにする

  {}(0)×{}(1)0個→局所は(1,0,0),3個と数えることにする

  ()×{3}(10)3個→局所は(1,0,0)

0,4

0,0,4→{3,3}  (OK)

[2](110)

  {4}(10)×()1個→局所は(1,2,1)

  {}(0)×{}(1)0個→局所は(1,0,0),1個と数えることにする

  ()×{3}(11)2個→局所は(1,0,0)

2,1

1,0,2→{3,3}  (OK)

正単体系では

  {3}(10)×()1個→局所は(1,2,1)

  {}(0)×{}(1)0個→局所は(1,0,0),1個と数えることにする

  ()×{3}(11)2個→局所は(1,0,0)

2,1

1,0,2→{3,3}  (OK)

[3](010)

  {4}(10)×()2個→局所は(1,2,1)

  {}(0)×{}(1)0個→局所は(1,0,0),1個と数えることにする

  ()×{3}(11)2個→局所は(1,0,0)

2,−1,

4,0

2,0,2→{4,4}  (OK)

正単体系では

  {3}(10)×()2個→局所は(1,2,1)

  {}(0)×{}(1)0個→局所は(1,0,0),1個と数えることにする

  ()×{3}(11)2個→局所は(1,0,0)

2,−1,

4,0

2,0,2→{4,4}  (OK)

[6](101)

  {4}(01)×()1個→局所は(1,2,1)

  {}(1)×{}(1)2個→局所は(1,1,0)

  ()×{3}(10)1個→局所は(1,0,0)

2,2

1,2,1→{4,4}  (OK)

正単体系では

  {3}(01)×()1個→局所は(1,2,1)

  {}(1)×{}(1)2個→局所は(1,1,0)

  ()×{3}(10)1個→局所は(1,0,0)

2,2

1,2,1→{4,4}  (OK)

[7](111)

  {4}(11)×()1個→局所は(1,2,1)

  {}(1)×{}(1)1個→局所は(1,1,0)

  ()×{3}(11)1個→局所は(1,0,0)

2,1

1,1,1→{3,3}  (OK)

正単体系では

  {3}(11)×()1個→局所は(1,2,1)

  {}(1)×{}(1)1個→局所は(1,1,0)

  ()×{3}(11)1個→局所は(1,0,0)

2,1

1,1,1→{3,3}  (OK)

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[まとめ](100)の場合だけ,乖離が見られる.

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