■三角数,三乗数,五乗数(その4)

 三角数Tn=S(1,n)=Σk=n(n+1)/2である.これを拡張する方向としては,一つには指数を大きくすること,もう一つには図形数としての次数を増すことである.

 前者は

S(1,n)=Σk=n(n+1)/2

S(2,n)=Σk^2=n(n+1)(2n+1)/6

S(3,n)=Σk^3=n^2(n+1)^2/4

S(4,n)=Σk^4=n(n+1)(2n+1)(3n^2+3n−1)/30

S(5,n)=Σk^5=n^2(n+1)^2(2n^2+2n−1)/12

S(6,n)=Σk^6=n(n+1)(2n+1)(3n^4+6n^3−3n+1)/42

S(6,n)=Σk^7=n^2(n+1)^2(3n^4+6n^3−n^2−4n+2)/24

 後者は

三角数:n(n+1)/2

四角数:n(2n−0)/2=n^2

五角数:n(3n−1)/2

六角数:n(4n−2)/2=n(2n−1)

七角数:n(5n−3)/2

八角数:n(6n−4)/2=n(3n−2)

・・・・・・・・・・・・・

 たとえば,六角数をHnとすると

  Hn=4Tn-1+n=2n(n−1)+n=n(2n−1)

が成り立つ.

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