■置換多面体の空間充填性(その293)

 頭のなかだけで考えるのと実際に模型をみながら考えるのでは,誤りをかなり減らすことができる.(その292)の誤りを探してみたい.

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 頂点周囲にT面がx個,F面がy個集まり,T面同士は隣接しないとすると,Tの両側境界面はF,それ以外はTであるから

  T=x+(x+y−2x)=y

  F=y+2x

 TとFの合計は2(x+y)となる.

x=1,y=2のとき,T=2,F=4となってもとの比は保たれる.しかし,

x=2,y=4でもT=4,F=8となってもとの比は保たれる.

x=3,y=8のとき,T=8,F=14となってもとの比は保たれない.

x=4,y=16のとき,T=16,F=24となってもとの比は保たれない.

x=5,y=32のとき,T=32,F=42となってもとの比は保たれない.

x=6,y=64のとき,T=64,F=76となってもとの比は保たれない.

  T=y+x

  F=y+2x+y

の場合,TとFの合計は3(x+y)となる.

x=1,y=2のとき,T=3,F=6となってもとの比は保たれる.しかし,x=2,y=4でもT=6,F=12となってもとの比は保たれる.

この場合T:Fは常に1:2となり,もとの比は保たれない.

 結局,この方法は3次元・4次元でしか通用しないものと思われる.局所幾何学は思いの外複雑である.

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