■テトラドロンの二等分(その5)

 テトラドロンを2等分したものがペンタドロンである.テトラドロンは辺を2等分,3等分,・・・することによって8等分,27等分,・・・が可能であるが.それらは自己相似になってしまうので元素ではない.テトラドロンは3等分,5等分,6等分,7等分できそうにない.そうなると可能性があるのは4等分であるが,4等分体は実在し,それがRTである.

 逆に,ペンタドロンを2個貼り合わせた図形がテトラドロン,テトラドロンを2個貼り合わせた図形がRTである.

 RTの最大面において,頂点から対辺に垂線を下ろす.垂線の足は対辺を1:2に内分する点である.RTはこの垂線を境に正八面体の基本単体と正四面体の基本単体に分割できるというわけである.

 したがって,a,bの2元素で正四面体,正八面体,立方体,平行多面体を構成することができる.さらに2元素加えると,すべての正多面体と平行多面体を構成することができる.

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