■はなまるの幾何学(その18)

 三角形ABCの外接円上に点Pをとり,点Pから3辺(またはその延長)に下ろした垂線の足を点D,E,Fとする.この3点は同一直線(シムソン線)上にある.シムソン線の包絡線はデルトイドを描く.(その16)を補足したい.

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 △ABCの各辺の中点,各頂点から対辺に下ろした垂線の足,頂点と垂心との中点の合計9点は同一円周上にあります(9点円).その中心Qは外心と垂心の中点である.(点Qを通るシムソン線は3本ある).

 Qを中心として半径が9点円の3倍の円Q’を描き,点Qを通るシムソン線3本がQ’と交わる点をSとする.3個のSはQ’を120°ずつ3等分した位置に来る.

 そのひとつをとり,Q’の1/3の半径の円ΓをそこでQ’に内接させる.円Γ’に沿って内転点させるとデルトイドを描く.

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