■置換多面体の空間充填性(その16)

 8次元の並進ベクトルを,7次元面に関して対称な128ベクトルとする.それらによって,中心はそこに移る.

 最終的に頂点(x,x,x,x,0,0,0,0)の周囲に集まることができる中心座標を探すことになる.

 中心から頂点までの距離は2xであるから,このなかで(x,x,x,x,0,0,0,0)までの距離が2xであるのは,

(x,x,x,x,x,x,x,x),(x,x,x,x,x,x,x,−x),(x,x,x,x,x,x,−x,x),(x,x,x,x,x,−x,x,x),(x,x,x,x,−x,x,x,x),(x,x,x,x,x,x,−x,−x),(x,x,x,x,x,−x,x,−x),(x,x,x,x,−x,x,x,−x),(x,x,x,x,x,−x,−x,x),(x,x,x,x,−x,x,−x,x),(x,x,x,x,−x,−x,x,x),(x,x,x,x,x,−x,−x,−x),(x,x,x,x,−x,x,−x,−x),(x,x,x,x,−x,−x,x,−x),(x,x,x,x,−x,−x,−x,x),(x,x,x,x,−x,−x,−x,−x)

の16である.

 さらに,(2x,2x,2x,2x,0,0,0,0)も(x,x,x,x,0,0,0,0)の周囲に集まることができる.→n=8のとき,この図形の頂点のまわりには18個の図形が集まる.

[注](3x,x,x,x,0,0,0,0),(x,3x,x,x,0,0,0,0),(x,x,3x,x,0,0,0,0),(x,x,x,3x,0,0,0,0),(−x,x,x,x,0,0,0,0),(x,−x,x,x,0,0,0,0)(x,x,−x,x,0,0,0,0),(x,x,x,−x,0,0,0,0)もも(x,x,x,x,0,0,0,0)からの距離が2xである.並進ベクトルを使って到達可能と思われる.これも入れれば,n=8のときはこの図形の頂点のまわりには24個の図形が集まることになる.

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 9次元の並進ベクトルを,8次元面に関して対称な256ベクトルあって,それらによって,中心はそこに移る.

 最終的に頂点(x,x,x,x,x/2,0,0,0,0)の周囲に集まることができる中心座標を探すことになる.

 中心から頂点までの距離はx・√17/2であるから,このなかで(x,x,x,x,x/2,0,0,0,0)までの距離がx・√17/2であるのは,

(x,x,x,x,x,x,x,x,x),(x,x,x,x,x,x,x,x,−x),(x,x,x,x,x,x,x,−x,x),(x,x,x,x,x,x,−x,x,x),(x,x,x,x,x,−x,x,x,x),(x,x,x,x,x,x,x,−x,−x),(x,x,x,x,x,x,−x,x,−x),(x,x,x,x,x,−x,x,x,−x),(x,x,x,x,x,x,−x,−x,x),(x,x,x,x,x,−x,x,−x,x),(x,x,x,x,x,−x,−x,x,x),(x,x,x,x,x,x,−x,−x,−x),(x,x,x,x,x,−x,x,−x,−x),(x,x,x,x,x,−x,−x,x,−x),(x,x,x,x,x,−x,−x,−x,x),(x,x,x,x,x,−x,−x,−x,−x)

の16である.

 さらに,(2x,2x,2x,2x,x,0,0,0,0)も(x,x,x,x,x/2,0,0,0,0)の周囲に集まることができる.→n=9のとき,この図形の頂点のまわりには18個の図形が集まる.

[注](2x,2x,x,x,−x,0,0,0,0),(2x,x,2x,x,−x,0,0,0,0),(2x,x,x,2x,−x,0,0,0,0),(2x,x,x,2x,−x,0,0,0,0),(x,2x,2x,x,−x,0,0,0,0),(x,2x,x,2x,−x,0,0,0,0),(x,x,2x,2x,−x,0,0,0,0),(4x,x,x,x,−x,0,0,0,0),(x,4x,x,x,−x,0,0,0,0),(x,x,4x,x,−x,0,0,0,0),(x,x,x,4x,−x,0,0,0,0)も(x,x,x,x,x/2,0,0,0,0)からの距離がx・√17/2である.並進ベクトルを使って到達可能と思われる.これも入れれば,n=9のときはこの図形の頂点のまわりには29個の図形が集まることになる.

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