■単純リー環を使った面数数え上げ(その167)

 (その166)を補足しておきたい.

 週末におこなわれた数学のセミナーでは高次元図形の計量について講演.その際の質疑応答で,遺伝子的なアプローチに対して,直観的すぎるという意見があった.

 しかし,結果自体は十分計算に裏付けられたものであって,私からすれば,計算に裏付けられた自然の成り行きに他ならない.よって,その指摘はまったくあたらない.

 とはいえ,高次元幾何学では直観が半分,計算が半分である.直観ばかりでは3次元人はピットホールに陥ること必定であるから,計算しながら裏付けをとっていくことが必要である.二つのバランスがうまくとれないと進歩はままならない.

 質問者はまったく計算しない人であったが,まったく計算しないで高次元幾何学が理解できるはずがないのである.

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