■単純リー環を使った面数数え上げ(その110)

 面数公式では,双方向の読みとりが可能であるにも関わらず,ポインタはひとつだけという点が気になった.(その90)では(010110)に対して,アルゴリズムを適用してみたが,ここでは(010100)に対して計算してみることにする.

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【1】正軸体系

(10100)→f^5=(240,1200,1520,640,82)

(0100)→f^4=(24,96,96,24)

(100)→f^3=(6,12,8)

(00)→f^2=()

(0)→f^1=()

g=(12,60,160,240,192,64)

tr=1(切頂点)

f0=12・240−60・24=1440

f1=12・1200−60・96=8640

f2=12・1520−60・96+160・6=13440

f3=12・640−60・24+160・12+240・1=8400

f4=12・82−60・1+160・8+240・0+192・1=2396

f5=12・1−60・0+160・1+240・0+192・0+64・1=236

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【2】正単体系

(10100)→f^5=(60,240,290,135,27)

(0100)→f^4=(10,30,30,10)

(100)→f^3=(4,6,4)

(00)→f^2=()

(0)→f^1=()

g=(7,21,35,35,21,7)

tr=1(切頂点)

f0=7・60−21・10=210

f1=7・240−21・30=1050

f2=7・290−21・30+35・4=1540

f3=7・135−21・10+35・6+35・1=980

f4=7・27−21・1+35・4+35・0+21・1=329

f5=7・1−21・0+35・1+35・0+21・0+7・1=49

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