■単純リー環を使った面数数え上げ(その85)

 Pkが消失したときはk次元面で重複を生じる.(その82)をやり直してみたい.

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[1](1000)→f=(8,24,32,16)

 恒等写像.P0が消失.

(000)→f=(1),0,0,0

(00)→f=0,(1),0,0

(0)→f=0,0,0,(1)

f0=8・1+24・0+32・0+16・0=8  (OK)

f1=8・0+24・1+32・0+16・0=24  (OK)

f2=8・0+24・0+32・1+16・0=32  (OK)

f3=8・0+24・0+32・0+16・1=16  (OK)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[2](0100)→f=(24,96,96,24)

 P1まで消失する.頂点に(100)→f=(6,12,8)ができる.

(100)→f=(6,12,8),1

(00)→f=(1),0,0,0

とすれば

f0=8・6−24・1=24  (OK)

f1=8・12−24・0=96  (OK)

f2=8・8−24・0+32・1=96  (OK)

f3=8・1−24・0+16・1=24  (OK)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[3](0010)→f=(32,96,88,24)

 P2まで消失する.頂点に(010)→f=(12,24,14)ができる.しかし,辺上で(10)→f=(4,4)が重複する.面の中心で点が重複する.

(010)→f=(12,24,14)

(10)→f=(4,4),1,0

(0)→f=(1),0,0,0

とすれば

f0=8・12−24・4+32・1=32  (OK)

f1=8・24−24・4+32・0=96  (OK)

f2=8・14−24・1+32・0=88  (OK)

f3=8・1−24・0+32・0+16・1=24  (OK)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[4](0001)→f=(16,32,24,8)

 逆写像.P3まで消失する.

(001)→f=(8,12,6),1

(01)→f=(4,4),1,0

(1)→f=(2),1,0,0

f0=8・8−24・4+32・2−16・1=16  (OK)

f1=8・12−24・4+32・1−16・0=32  (OK)

f2=8・6−24・1+32・0−16・0=24  (OK)

f3=8・1−24・0+32・0−16・0=8  (OK)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[5](1100)→f=(48,120,96,24)

 P0まで消失する.頂点に(100)→f=(6,12,8)ができる.

(100)→f=(6,12,8),1

(00)→f=(1),0,0,0

f0=8・6=48  (OK)

f1=8・12+24・1=120  (OK)

f2=8・8+32・1=96  (OK)

f3=8・1+16・1=24  (OK)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[8](0110)→f=(96,192,120,24)

 P1まで消失する. 頂点に(110)→f=(24,36,14)ができる.しかし,辺上で(10)→f=(4,4)が重複する.

(110)→f=(24,36,14),1

(10)→f=(4,4),1,0

f0=8・24−24・4=96  (OK)

f1=8・36−24・4=192  (OK)

f2=8・14−24・1+32=120  (OK)

f3=8・1−24・0+16=24  (OK)

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[10](0011)→f=(64,128,88,24)

 P2まで消失する.頂点に(011)→f=(24,36,14)ができる.辺で(11)→f=(8,8),面で(1)→f=(1)が重なる.

(011)→f=(24,36,14),1

(11)→f=(8,8),1,0

(1)→f=(2),1,0,0

f0=8・24−24・8+32・(2)=64  (OK)

f1=8・36−24・8+32・1=128  (OK)

f2=8・14−24・1+32・0=88  (OK)

f3=8・1−24・1+32・0+16・1=24  (OK)

とすると正しい答えが得られるが,

(011)→f=(24,36,14),1

(11)→f=(8,8),1

(1)→f=(2),1

と解釈していることになる.

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 3次元の(011)→f=(24,36,14)ではP1まで消失する.頂点に(11)→f=(8,8),辺で(1)→f=(2)が重なる.

f0=6・8−12・(2)=24  (OK)

f1=6・8−12・1=36  (OK)

f2=6−12・0+8=14  (OK)

 5次元の(00011)→f=(160,400,400,200,42)ではP3まで消失する.頂点に(0011)→f=(64,128,88,24),辺で(011)→f=(24,36,14),面で(11)→f=(8,8),3次元面で(1)→f=(2)が重なる.

f0=10・64−40・24+80・8−80・(2)=160  (OK)

f1=10・128−40・36+80・8−80・1=400  (OK)

f2=10・88−40・14+80・1−80・0=400  (OK)

f3=10・24−40・1+80・0−80・0=200  (OK)

f4=10・1−40・0+80・0−80・0+32=42  (OK)

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