■レムニスケート積分(その26)

 岩波文庫「ルバイヤート」の訳者は、小川亮作 初版 1949年.ペルシャ語から直接訳としては初めてのもの。口語訳で、原詩のリズムを尊重したとのことである。

 陳舜臣の訳もペルシャ語からの翻訳。彼は、ルバーヤート(四行詩)と漢詩の絶句の共通点に着目した。そして、漢文調の文語体で翻訳している。この試みはユニークであるが、失敗作もあるようだ。文法的には、古文の係り結びにかんする誤りがあった。

 日本語訳は、蒲原有明が最初。以下、竹友藻風、矢野峰人、堀井燎歩、森亮が続く(岩波文庫版の解説)。私としては、やはり最初に読んだ、岩波文庫版が一番好き。   (阪本ひろむ)

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