■フルヴィッツの平方和定理(補遺2)

  (a^2+b^2)(c^2+d^2)

=(ac−bd)^2+(ad+bc)^2

=(ac+bd)^2+(ad−bc)^2

また,4n+1の形の素数は2つの整数の平方の和として表されることより

  65=5・13=(1^2+2^2)(2^2+3^2)

  65=4^2+7^2=1^2+8^2

のように,2個の平方数の和として2通りの仕方で表されることを得た.

 さらに,オイラーは,

[1]q=x^2+ay^2

が2個の2次形式として2通りの仕方で表される

  q=x^2+ay^2=z^2+aw^2

ならば,qは必ず合成数

[2]ただ一通りの仕方で表されるならば,qは素数か素数の平方になる

ことを見つけている.

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