■エルデシュ・セルフリッジの定理

 連続する3個の自然数の積は3!=6の倍数である

 連続する4個の自然数の積は4!=24の倍数である

 連続するk個の自然数の積はk!の倍数である

に対して,エルデシュ・セルフリッジの定理とは

 連続する3個の自然数の積は平方数とはならない

 連続する4個の自然数の積は平方数,立方数とはならない

 連続するk(>1)個の自然数の積はある数のベキ乗数とはならない

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[Q]連続する3個の自然数の積(a−1)a(a+1)は平方数とはならないことを示せ.

[A]a≧2.(a−1)とa,aと(a+1)は互いに素であるから,(a−1)a(a+1)は平方数ならばa自身が平方数でなければならない.すると(a−1)(a+1)=a^2−1も平方数であるから,a^2−1=b^2と書ける.

 このとき,a^2−b^2=(a+b)(a−b)=1より(a,b)=(±1,0)となり,a≧2であることに反する.

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