■n次元の立方体と直角三角錐(その197)
ひとつの稜線を構成する点の数をk1(常に2),ひとつの多角形を構成する辺の数をk2,・・・とおくと,n次元正軸体は
(2,3,4,・・・,n,2^n)
n次元正単体は
(2,3,4,・・・,n,n+1)
になる.
(その189)(その193)(その195)の話は整合性がとれているか,怪しい雲行きになってきた.
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PjPk(j<k)はk次元胞の中心Pkからj次元胞の中心に向かう線分の数であるから,その数はk次元胞は何個のj次元胞で構成されているかに一致する.
k次元胞数をfk,gkとおく.
n次元正軸体:fk=(n,k+1)2^(k+1)
n次元正単体:gk=(n+1,k+1)
すると,当該の数は,
(k+1,j+1)
となるから,
j=k−1ならば(k+1,k)=(k+1,1)=k+1
j=k−2ならば(k+1,k−2)=(k+1,2)=k(k+1)/2
となり,(その189)(その193)は正しく,怪しいのは(その195)ということになる.
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PiPjPk(i<j<k)はk次元胞の中心Pkからj次元胞の中心に向かう線分の数であるから,その数はk次元胞は何個のj次元胞で構成されているかとj次元胞の中心Pjからi次元胞の中心に向かう線分の数であるから,その数はj次元胞は何個のi次元胞で構成されているかに依存する.
すると,当該の数は,
(k+1,j+1)(j+1,i+1)
となるから,
j=k−1ならば(k+1,k)=(k+1,1)=k+1
i=j−1ならば(j+1,j)=(j+1,1)=j+1
となり,
(k+1,j+1)(j+1,i+1)=(k+1)(j+1)=k(k+1)
となり,(その195)も正しかった,すべて整合性がとれていたということになる.
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