■n次元の立方体と直角三角錐(その104)

 空間充填2^n+2n面体について洞察してみると

[1]正八面体の辺の中心と頂点の間を通る

[2]4次元の正16胞体の24本の辺の中点を通る

[3]5次元正軸体の2次元面の中心と辺の中点の間を通る

[4]6次元正軸九体の2次元面の中心を通る

場合,それぞれの3(2)次元胞は,

[1]切頂八面体(正六角形)

[2]正24胞体(正八面体)

[3]42胞体(切頂四面体)

[4]76胞体(正四面体)

となります.

 空間充填2^n+2n面体では,n次元正軸体の胞の位置にn−1次元切頂正単体があるのですが,対応する切頂正単体は

  {3,4}(1,1,0)←→{3}(1,1)

  {3,3,4}(0,1,0,0)←→{3,3}(0,1,0)

  {3,3,3,4}(0,1,1,0,0)←→{3,3,3}(0,1,1,0)

  {3,3,3,3,4}(0,0,1,0,0,0)←→{3,3,3,3}(0,0,1,0,0)

すなわち,切頂正単体は

[1]{3}(1,1)   (2次元正単体の頂点と辺の中点の間を通る場合)

[2]{3,3}(0,1,0)   (3次元正単体の辺の中点を通る場合)

[3]{3,3,3}(0,1,1,0)   (4次元正単体の辺の中点と面の中心の間を通る場合)

[4]{3,3,3,3}(0,0,1,0,0)   (5次元正単体の面の中心を通る場合)

であって,[1]が正六角形,[2]は正八面体となるというわけです.

 今回のコラムでは,(その96)に従って(正しいと思われることを)式の形にまとめてみます.

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【1】f0公式

[1]nが奇数のとき

  n!/{(n−1)/2}!{(n−1)/2}!/2^(n-1)/2・2^n

 =n!/{(n−1)/2}!{(n−1)/2}!・2^(n+1)/2

ここで,m=(n−1)/2とおくと

  n2mCm・2^(m+1)=(2m+1)2mCm・2^(m+1)

[2]nが偶数のとき

  n!/{n/2}!{n/2}!/2^n/2・2^n

 =n!/{n/2}!{n/2}!・2^n/2

ここで,m=n/2とおくと

  2mCm・2^m

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【2】f1公式

[1]nが奇数のとき

  e=n!/{(n−1)/2}!{(n−1)/2}!(n−1)/2=n2mCm・m

とおくと

e/2(1/2^(n-3)/2+1/2^(n-1)/2)・2^n

 =e(2^(n+1)/2+2^(n-1)/2)=3e2^(n-1)/2

[2]nが偶数のとき,

  e=n!/{n/2}!{n/2}!・(n/2)^2/2=2mCm・m^2/2

とおくと

e(1/2^(n-2)/2)・2^n=e2^(n+2)/2

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