■平行体の体積とグラミアン(その44)

 4次元と5次元の間には大きな壁が立ちはだかっているようだ.(その43)では,2面間距離4/nの

[1]2^n+2n面体の体積公式

  Vn=1/2・(4/n)^n

を取り上げたが,2−4次元では正しいことが確かめられたものの,5次元以上では未確認である.

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

[2]2(2^n−1)面体(置換多面体)の体積公式

[3]3^n−1面体の体積公式

についても然り.平行体の体積計算では,2つの方法

[1]漸化式

[2]行列式(グラミアン)

が考えられるが,2つの方法で計算したところ,どちらの多面体でも4次元まで[1][2]は一致したものの5次元以上で乖離してしまった.

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 行列式の方が美しい.だからこちらが正しいとは断定できないが,行列式の方が正しいとすると

[2]2(2^n−1)面体(置換多面体)の体積公式

  V2=3√3/2

  V3=8√2

  V4=125√5/4

  V5=324√3

  V6=16807√7/8

  V7=65536

[3]3^n−1面体の体積公式

  V2=2(1+√2)

  V3=22+14√2

  V4=262+184√2

  V5=4106+3128√2

  V6=91236+57172√2

  V7=4(476709+393581√2)

 次元に依存した処理はしていないので,4次元までOK,5次元でNGなら原因の究明は容易だと思われたが,いまだ5次元以上での乖離の原因はつかめていない.

===================================